怒りや不安、焦りのコントロール方法

こんにちは!
メンタルトレーナーの石津貴代です。

怒り、不安、落ち込み、焦り・・・
私たちの感情がマイナス・ネガティブになる時には、いくつかのパターンがあります。

その中のひとつが、思考が『マイナスな過去や未来にとらわれている時』です。

① マイナスな過去や未来にとらわれていることに気付く

マイナスの感情になるパターンの1つが、マイナスな過去や未来に思考がとらわれている時です。「明日何しよう」「昨日は楽しかったなー」など、フラットな状態、あるいはポジティブにとらえる過去や未来は問題ありません。

しかし、過去や未来を思う時、思考がネガティブな方向に向かってそこから抜けられなくなると、あっという間に感情もマイナスになってしまいます。

スポーツの中で、仕事の中で、日時用の中で、具体的にどのような場面で起こるか、実例をあげてみます。



〇 フィギュアスケートの選手の例

一本目のジャンプを失敗してしまって「あぁ、やってしまった」と後悔する、そして直後に「次のジャンプも失敗したらどうしよう」と不安になる。こうなると集中力も切れ、マイナスなイメージも手伝って、さらなるミスを引き起こす。

〇 会社員の方の例

プレゼンでミスをして上司にこっぴどく怒られた。家に帰ってからもずっと反省を続けてしまい、そして「明日も怒られたらどうしよう・・・」と不安になって寝付けない。寝不足で次の日もパフォーマンスも悪く悪循環に。

〇 あるカップルの例
ちょっとしたことで喧嘩になってしまった。「あんなにひどいこと言うつもりじゃなかったのに・・・」と後悔、「許してもらえないのでは?もう上手くやっていけないのではないか?」と、ものすごく不安になってしまい、連絡が出来ない。。


これらは実際にあったお話です、あなたにも似たような経験はありませんか?


● 過去へのとらわれ = 思い出しネガティブ

終わってしまった過去のことを思い出して、落ち込む、イライラする。(例:やってしまったミス、上司や先輩に怒られた、喧嘩をした、大切なものをなくした・・・など)

● 未来へのとらわれ = 先取り不安

まだ起きていない未来のことを考えて、不安になったり、ソワソワする。(例:勝つか負けるか、発表がうまくいくか、どういう評価を受けるか、告白がうまくいくか・・・など)

思い出しネガティブや先取り不安の思考になっていると、感情ももちろんマイナスになります。この状態から抜け出すためには、まずは「自分の思考が過去や未来にとらわれている」ということに気付くことが大切です。



② 「今」に意識をフォーカスする

過去や未来はコントロール出来ません。
戻ってやり直すことも出来なければ、未来がどうなっているのか見に行くことも出来ません。

しかし、「今」はコントロール出来るのです。

・良い結果を出すために「今やれることは何か?」
・同じミスをしないように「今やれることは何か?」
・仲直りするために「今やれることは何か?」

「コントロール出来ない過去と未来は手放し、<今>自分にできることにフォーカス」すること。これが大切です。


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