オリンピック選手のメンタルブロックとは？

こんにちは！
メンタルトレーナーの石津貴代です。

先日お伝えしました「メンタルブロック」のお話。

これまでのクライアントの方にどんな例があったか？
具体的な例をひとつお伝えします。

ある競技の日本代表候補になった選手。

本番が近づくにつれ、心身の不調を訴え、
メンタルトレーニングを受けにやってきました。

「オリンピックに出ることに、不安や心配事はある？」

という私からの質問に、彼はこう答えました。

「ミスして期待に応えられなくて失望させたら怖いですね」

「マスコミとかの対応で、忙しくなって大変そうですね」

「注目されることで、練習に身が入らなくなるかな」

「恋愛とかもいちいち取り上げられるんですかねぇ・・・」

これです！！

これがブロックになってしまうのです！

こういうあまり自覚していない不安がメンタルブロックになり、

急に自信がなくなる。
体調不良になったり、ケガをする。
やる気がなくなってくる。

という反応が出てきて「オリンピックに行けない」という流れを無意識に作ります。

私が質問したことで、選手は自分の中に合った不安を初めて具現化して気付きました。

ブロックを見つけた後にやったことは、

「オリンピックに出て起きるプラスの変化を見つける」

こと。

・家族や友達が喜んでくれる！

・師匠に恩返しが出来る！

・注目されると資金も集まって練習環境が良くなる！

・TVに出て好きな芸能人にあえるかも？

などなど。

不安があることを見つけてしまえば、あとはこうしてプラスに塗り替えていくことができます。

この選手は不安をしっかりとクリアにして、
日本代表としてオリンピックに出場することができました。

このように、ブロックは気付いてあげれば怖くありません。
まずは自分の心が本当は何を感じているかを普段から感じ取る習慣をつけてみましょう。

ネガティブは見ないように隠すのではなく、
見つけて受け止めて、コントロールしてあげることが大切です。

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